その掌にあるものは
君の名は。を観てきた。
東京に住む男子学生の瀧と田舎に住む女子学生の三葉が突然入れ替わってしまうことから始まるストーリー。度重なる入れ替わりの中で互いのことを知り、会ったこともないのに恋に落ちる。記憶が継続しない中で忘れてはいけない何かを探し続ける。君の名は。
中高生の男女が絡む恋愛モノが好みの私にとって、好きにならない理由がない作品だった。
まず何より女の子が可愛い。
オタクにとってこれほど重要なものはない。
童貞が好みそうな垢抜けなさのサヤちん。
童貞が好みそうな素敵なお姉さんの奥寺先輩。
そして童貞が好みそうな""可愛い""の権化、三葉。
特に揉むシーン、揺れるシーン、動くシーンは網膜に焼き付き視神経を駆け抜け0.0000301秒で私の脳に録画された。
ところで入れ替わった三葉はどうやってうんこしてたんだろう。
触るだけで顔真っ赤にしてたのにズボンを完全に下ろしてポジション整えて前後から射出して…をキチンとこなせたのだろうか。
汚い話題は綺麗な作画で浄化。
(某ブログ丸パクり)
女の子について触れたが男も悪くない。
主人公の立花瀧は一途で一生懸命な男だったし素直な人柄には好感を持てた。
三葉の友人、テッシーも優しく男気のある奴だった。
ここ最近のアニメのスタンダードとなりつつある斜に構えた男、ヤレヤレ系男、俺TUEEEEEEな男は見飽きたし、ただ""可愛い""を脳にブチ込めるアニメだけを欲するオタクの私にも好印象な男衆だった。
特に好きなシーンは三葉が東京へ行くシーン。
「急に訪ねたら、迷惑かな。驚くかな。瀧くんは、いやがるかな。」
「やっぱり迷惑かな。気まずいかな。それとも_____」
「それとも、もし会えたら、もしかしたら、すこし_____」
「もし会えたら、瀧くんは、すこしは、喜ぶかな_____。」
ちなみに今この記事駅のトイレでうんこしながら書いてます。
誰かが小便器に唾吐いた音が聞こえました。
印象に残ったのは町を駆ける三葉がつまづいて転ぶシーン。
転がりすぎだよね。何回転したよ。
途切れた意識の中で響く瀧の声。
「名前書いておこうぜ」
握りしめた拳を開くとその掌には
「すきだ」
その三葉が転ぶシーンで私は思い出していた。
中学生の時分、親しくしていた少しエッチな女子がいたことを。
「ちーん」と言いながら無意味に人のちんこ殴ってくる子だった。
短いスカートからたまに覗く下着、見せてる癖に見られると顔を赤くする。
小悪魔という表現のよく似合うかわいい転校生だった。
私はその頃他に好きな子はいたけどやはり可愛く親しいその子のことも少し気になっていた。
ちなみにもうトイレからは出た。柔らか目のうんこだった。
忘れもしない12月の放課後。
誰もいない教室、2人で歴史の勉強をしていた時にその子は言った。
「忘れないように手に書いてあげる!手出して!」
断る私の手を強引に取る。
「見ちゃ駄目!目を瞑って!」
今やってた範囲を書くのに見ちゃ駄目な理由はなんだよ
「いいから!はい出来た!見ないでそのままポケットに入れて!」
え、なんでだよ別にいいだろ
「いいから!じゃあちょっと私お手洗いに行ってくる」
はいよ。ごゆっくり。
一人になった教室でポケットからそっと手を出す。
書かれていた文字はおそらく3文字。歴史の勉強とは関係ないはずだ。
好かれずとも嫌われてないはず。これはもしかして。
期待に胸を躍らせて
握りしめた拳を開くとその掌には
「うんこ」